公共建築のSDGs

SDGs

東松島市宮戸地区災害復興多目的施設 あおみな

東松島市宮戸地区災害復興多目的施設 あおみな

災害復興は、失われたものをもとに戻すことではなく、震災で失ったものの大切さを想い、よりよい新しい未来を描く機会になりました。311は、私たちに、それまで関わらないでいたり、見ないでいても済んでいたことの数々を、避けては通れない現実として私たちを覚ましてくれました。

震災後の建築のキーワードは、「新エネ」「高効率機器」「プレアデザイン」の3つです。エネルギー問題の解決に、次世代技術を使うことは大切なことですが、その前に建築でやらなければならないことが沢山あります。税金が投入される公共施設は、みんなの建物です。

東松島市宮戸地区災害復興多目的施設「あおみな」は、新エネと次世代技術の先進地として沢山の人が見学に来ました。新しい環境デバイスとして、太陽熱集熱+木質バイオマスのお湯と井戸水の温度差を利用した「バイナリー発電」、そのお湯のカスケード利用、太陽熱空気集熱による燃料の木材乾燥と、海の幸の乾燥実験、ゼロエミッショントイレなどです。

地域の公共施設は、地域の自然エネルギー利用を促進し、地域がその「マイクロクライメイト」を共有していることを示す必要があります。

京阪奈・学研都市展示館

京阪奈学研都市展示館

学研都市展示館は、住都公団(現UR)の PR 施設でした。環境倫理とサステナビリティをキーワードに新しい開発行為において「環境共生」を率先する立場にあった住都公団が、次世代のデバイスとしての「空気式太陽熱利用パッシブシステム」と、「デシカントクーリング」を採用して、見学者に持続可能な未来を示しました。

地球デザインスクールセミナーハウス 丹後海と星の見える公園

地球デザインスクールセミナーハウス

地球デザインスクールも里山との共生と、山の中でのエネルギー自給をビジョンとして示した施設です。宿泊滞在型の体験型の環境学習施設として、自分たちが汚した水がどのようになるのか、水処理とゼロエミッショントイレ、日本海気候区域における太陽熱利用デバイスの可能性を示しました。

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